エアラインES作成手順⑥文章構成を練る

公開日:2025年3月14日

通過するエアラインESの作成教室(6)

 

CA・GS(グランドスタッフ)選考で通過するES(エントリーシート)を完成させる作成教室の第6回です。

 

「設問の回答作成手順」に沿って毎回ひとつずつ具体的な作成方法を説明し、選考で通過するESの完成を目指します。

 

設問の回答作成手順

1.設問の内容を正確に理解する

2.採用側の設問の意図を捉える

3.設問の意図から回答するテーマを選ぶ

4.テーマから回答で採用側に伝えたいことを決める

5.エピソードを交えるかは回答内容から判断する

6.文章構成を練る

7.採用側がイメージできる内容や表現にする

8.長めの文章から文字数に合わせて削る

 

今回は、「⑥文章構成を練る」です。

 

6.文章構成を練る

採用側に伝えたい回答内容を決めたら、次に文章構成に移ります。

 

文章構成とは、回答内容全体の段落ごとの骨組みのことです。

採用側視点に立ち、採用側が読んで分かりやすい文章構成としていきます。

 

文章構成は設問によりパターンがありますが、いずれも冒頭は、その設問に対する「結論」からです。

設問の表現をそのままオウム返しにするように結論の主部にします。

 

例えば、『あなたが、ANAの客室乗務職を志望する理由を記入してください』との設問の場合は、冒頭の主部を『私が貴社の客室乗務職を志望する理由は、〇〇からです』としていきます。

 

冒頭を結論から始める理由は、そうしないと、読み手は、「結論は何?」と疑問を抱いたまま読み進めなくてはならず、内容がス~ッと頭の中に入ってきません。

 

また、過去のANACAの設問のように指定文字数が少ない設問ほど、冒頭の結論が重要になります。

 

結論に続く基本的な文章構成例を以下に示します。

「設問の意図」から回答で採用側に伝えたいことが伝わるシンプルな文章構成を意識します。

 

志望動機

「結論(志望理由)」→「詳細(+あればエピソード)」→「まとめ(貴社に貢献・仕事に活かす)」

 

ガクチカ・自己PR

「結論」→「課題」→「目標」→「工夫・努力・頑張ったこと」→「結果」→「得たこと」→「まとめ(貴社に貢献・仕事に活かす)」

 

その他

「結論」→「理由・詳細(+あればエピソード)」→「まとめ(貴社に貢献・仕事に活かす)」

 

文章構成の最後の「まとめ」は、入社し自分がどのように貢献できるか、または、自分の長所などを仕事にどう活かしていくかなど、自分のアピールポイントを伝えて最後を締めくくります。

 

以下に具体例を示します。

 

志望動機

設問:弊社を志望する理由。

回答例:

①結論「私が貴社の〇〇職を志望する理由は、△△からです。」

②詳細(志望するに至ったきっかけなどの詳細。エピソードがあれば盛り込む)

③まとめ(自分の長所などを活かして、企業・職種で貢献できること)

志望する理由が複数ある場合は、冒頭は、「私が貴社の〇〇職を志望する理由は2点あります。まず、・・・」としていくとよいです。

 

ガクチカ・自己PR

設問:学生時代に力を注いだこと。

回答例:

①結論「私が学生時代に力を注いだことは、〇〇です。」

②課題「当初、△△といった課題(問題)がありました。」

③目標「そこで、私は(その課題を少しでも改善すべく)☆☆することを目標としました。」

④努力・工夫・頑張ったこと「(目標の達成に向けて)▽▽という思い(考え)から、▲▲に努めました・工夫しました・に励みました。」

⑤結果「その結果、◎◎の成果をあげることができました。」

⑥得たこと「この経験を通じて、◇◇(強み)を養うことができました。」または「この経験から◆◆することの大切さを学びました。」

⑦まとめ(この経験で養った強み(得た学び)を活かして、企業・職種で貢献できること)

 

その他

設問:人との関わり合いの中で大切にしていること。

①結論「私が人との関わりの中で大切にしていることは、〇〇です。」

②理由・詳細「その理由は、△△だからです。」

③エピソード(その結論を大切にするようになったきっかけ・出来事)

④まとめ(この〇〇を大切に、企業・職種で貢献できること)

 

文章を読みやすくする上で、文章構成間(段落間)の前後のつながりがスムーズかを意識します。Aという話題の最中に、唐突にBに話が飛ぶと、読み手に対し不親切に映るので気をつけます。

 

次回は、「7.採用側がイメージしやすい内容や表現を用いる」です。

 

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