【エアライン面接対策】回答手法⑧採用側視点で判断する

公開日:2025年8月14日

質問に回答する(その2)

 

CA・GS(グランドスタッフ)の面接での回答テクニックを分かりやすく解説します。

面接官からの質問に対して、正確に、過不足なく回答するにはコツがあります。

どのような頭の働かせ方をしていけばよいか、面接選考への臨み方から回答に至るまでの手順を複数回にわたり取り上げます。

第8回は「採用側視点で判断する」です。

 

エアライン面接での回答手順

 

1.エアライン面接の臨み方

①面接官視点で臨む

②面接官との関係構築を意識する

③面接での質疑応答の流れが大切

④面接官を観察する

 

2.面接官から質問がきたら

⑤質問の意図を把握する

⑥質問の意図別の引出しを選ぶ

 

3.質問に回答する

⑦回答する文章構成を意識する

⑧採用側視点で判断する

⑨前向きな内容・表現を用いる

⑩回答の最後のしめに留意する

 

3.質問に回答する

 

⑧採用側視点で判断する

面接選考で質問に回答する際、採用側である「面接官視点」で判断することが大切です。以下に2つのことを取り上げます。

 

(1)長々と回答しない。

回答をする際、「受験生側の視点」だと、自分の多くをアピールしたいとの思いから、長々と、同じことを繰り返すような回答になりがちです、

 

特にグループ面接は、3名の受験生に対して入退室含め25分と限られた時間内で、面接官は6問程度の質問を予定しているため、1つの質問に対する回答時間は1分強となり、1人だけ長々と回答すると、周囲への気づかいができていないとみなされてしまいます。

 

1分強で回答する場合、文字数でいうと、おおよそ300文字程度であり、エピソードを交えて答えるものは、400文字(1分20秒)程度にしていきます。

 

回答する際は、①「質問の内容」を正確に受け止め、②面接官の「質問の意図」を捉え、③頭の中の質問の意図に適した「引出し」を開け、④その中にある「結論」+「文章構成」を用いて、⑤分かりやすい内容と表現で回答していきます。

 

長々と回答する必要はありません。その回答を聞いた面接官は、気になるところがあれば、関連する質問を必ずしてくれるので、また質問を受けたら答えようと考えていきます。

 

(2)回答するテーマがかぶっても気にしない。

「面接官視点」で判断することの大切さとして、2点目は、回答するテーマが他の受験生とかぶっても気にしないということです。

 

エアラインの面接選考は、絶対評価です。

 

すなわち、相対評価ではないので、グループ面接を一緒に受けるほかの受験生をライバル視する必要はありません。受験生同士が仲間意識をもち、みんなで次の選考に進もうと考えます。

 

そこで、仮に回答するテーマが、他の受験生とかぶったとしても、気にする必要はありません。

 

例えば、面接官から、「これまでの人生の中で、一番の挑戦を教えてください。」と質問され、自分は、「高校時代のバレーボール部の部活動で県代表となり全国大会出場に挑戦したことを話そう」と思ったとします。

 

ところが、1番最初に答える受験生が、「はい、私のこれまでの人生の中で一番の挑戦は、高校時代のバレーボール部の部活動で全国優勝を果たしたことです。」と、テーマである「高校のバレーボール部」がかぶるばかりか、「全国優勝」と自分の挑戦よりすごい成果であったとしても、頭を抱える必要はありません。

 

「面接官視点」で考えると、エピソードのテーマは、このような同じ面接時間の同じ面接会場で偶然、話がかぶっただけで、面接官をしていると、こうしたエピソードのテーマは、別の面接時間か、別の面接会場で、まずかぶります。

 

面接での評価は、同じ面接時間の同じ面接会場にいる受験生同士の相対評価ではなく、面接選考を受けている受験生全体での絶対評価なので、エピソードのテーマがかぶってしまっても全く気にする必要はありません。

 

もちろん、同じぐらいアピールできる別のテーマがあればそれで回答すればよいし、テーマがかぶったけど、このテーマが自分にとって一番の挑戦でありアピールできるものであるなら、かぶったテーマをしっかりと話していきます。

 

その理由は、面接官は、テーマ自体で面接選考の評価をしているのではなく、そのテーマに対して、どのように考え、どう取り組んだか、その過程を見ており、その取り組みから何を学んだか、どんな強みを養ったかを重視しているからです。

 

テーマが同じでも、自分が頑張ったことや取り組んだエピソードは、自分にしかありえないものということです。

 

次回は、面接での回答テクニック⑨「前向きな内容・表現を用いる」です。

 

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