エアラインES作成手順⑤エピソードを交えるかは回答内容から判断する
公開日:2025年3月10日
通過するエアラインESの作成教室(5)
CA・GS(グランドスタッフ)選考で通過するES(エントリーシート)を完成させる作成教室の第5回です。
「設問の回答作成手順」に沿って毎回ひとつずつ具体的な作成方法を説明し、選考で通過するESの完成を目指します。
設問の回答作成手順
1.設問の内容を正確に理解する
2.採用側の設問の意図を捉える
3.設問の意図から回答するテーマを選ぶ
4.テーマから回答で採用側に伝えたいことを決める
5.エピソードを交えるかは回答内容から判断する
6.文章構成を練る
7.採用側がイメージできる内容や表現にする
8.長めの文章から文字数に合わせて削る
今回は、「5.エピソードを交えるかは回答内容から判断する」です。
5.エピソードを交えるかは回答内容から判断する
設問によっては回答に、自分の行動したこと、自分の体験談として、そのときの出来事(エピソード)を盛り込みます。
以下の設問では、エピソードを準備します。
エピソードを受準備する設問
①自己PR系の設問
その経験を通じて養った「自分の能力・強み」を示す設問。
②ガクチカ系の設問
その経験を通じて「自分が得た学びなど」を示す設問。
③接客に関する設問
アルバイトなど「自分が行った接客」を示す設問。
④自分が受けたサービスに関する設問
「自分が体験した良かったサービスなど」を示す設問。
⑤チームワークに関する設問
「チームとともに自分が成し遂げたこと」を示す設問。
⑥自己紹介に関する設問
「自分の性格・タイプ、人間性」を示す設問。
⑦自己成長に関する設問
自分の考え方など「自己成長」につながったことを示す設問。
この7つは、これまでの自分の人生経験や体験、育った環境などから養われたものです。そのときの出来事(エピソード)を回答内容に盛り込んでいきます。
また、こうした設問は、自分が養った「強み」、「得た学び」がどの程度のものか、自分の「サービスマインド」はどのレベルか、航空会社の社員として貢献できる程度やレベルであるかを読み手である採用側に伝えていくことが難しいものです。
そこで、その「強み」を養ったエピソードを盛り込むと、読み手にその程度(レベル)が伝わりやすくなります。
一例を挙げます。
『私の強みは粘り強さです。』とあると、読み手(採用側)からすると、そう言うのであれば、「粘り強さ」が強みなのだなと思いますが、その「粘り強さ」は、果たして、企業に貢献できる程度(レベル)の「粘り強さ」であるかが知りたくなります。
『私の粘り強さは、10点満点中の10点です。』と書いても、そもそも、その10点満点の基準が人それぞれで違うため、採用側には伝わりません。
そこで、その「粘り強さ」を養ったエピソードを交えると、そのエピソードの内容からどの程度の「粘り強さ」かが分かりやすくなります。
その自分の「粘り強さ」は、どのように養ったのか(目標を置いて、その目標達成に向けて自分が工夫・努力・頑張った)その工夫・努力・頑張ったエピソードを具体的に詳しく書いていく必要があります。
もう一例、「サービスマインド」の場合を挙げます。
『私は、お客様の気持ちに寄り添った接客ができます。』と書かれている場合、採用側は、「どの程度、お客様の気持ちに寄り添うことができるか」まで知りたいため、それを立証するエピソードを交えます。
『カフェでの接客のアルバイトでは、○○のお客様に対し、私は△△に気づき、 そこで□□と考えて◎◎の接客に努めたところ、お客様から大変感謝されました。』
こうした自分のエピソードを交えることにより、その受験生の「サービスマインド」の程度(レベル)が、読み手(採用側)に伝わりやすくなります。
ただし、エピソードは何でもよいというわけではありません。
特に「サービスマインド」を立証するエピソードは、採用側に「それは当たり前だよね。」と思われるような接客エピソードは避けるべきです。
例えば、以下の内容はどうでしょうか?
『カフェのアルバイトでは、エアコンの真下のテーブル席にお座りのお客様に、「寒くございませんか?」と率先してお声掛けしてブランケットをお持ちすることに努めました。』
確かにそうしたお客様視点に立った接客は素晴らしいですが、サービス業に携わるエアラインの社員の目からみると、「エアコンの真下のお客様にブランケットをお勧めするサービス」は当り前のように受け取られかねまぜん。
「エアコンの真下のテーブル席にご案内する際に確認して事前にブランケットをお渡しする」とか、「エアコンの真下のテーブル席をなくすなど施設改善に努めた」といった内容の方が、よりお客様視点に立っているように思え、就職活動で自分の「サービスマインド」を立証するエピソードとしては、やや弱く感じます。
エピソードは、その「程度(レベル)」までみられるということを念頭にエピソードの内容を決めて、企業に貢献できる「程度(レベル)」であることが採用側に伝わるよう詳しく書いていきます。
次回は、「6.文章構成を練る」です。
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