エアラインES作成手順①設問の内容を正確に理解する

公開日:2025年2月24日

通過するエアラインES作成教室(1)

 

CA・GS(グランドスタッフ)選考で通過するES(エントリーシート)を完成させる作成教室の第1回です。

「設問の回答作成手順」に沿って毎回ひとつずつ具体的な作成方法をお伝えします。第8回を終えたときは、選考で通過するESの完成を目指します。

 

設問の回答作成手順

1.設問の内容を正確に理解する

2.採用側の設問の意図を捉える

3.設問の意図から回答するテーマを選ぶ

4.テーマから回答で採用側に伝えたいことを決める

5.エピソードを交えるかは回答内容から判断

6.文章構成を練る

7.採用側がイメージできる内容や表現にする

8.長めの文章から文字数に合わせて削る

 

今回は、「1.設問の内容を正確に理解する」を取り上げます。

そのためには、①設問の内容を読み違えないこと、②設問の指定された通りに文章を作成することが大切です。エアラインの過去の設問を例に、その理由とポイントをお話しします。

 

1.設問の内容を正確に理解する

①設問の表現を読み違えない

エアラインESの作成で大切なことは、設問内容(表現)を正確に読み取ることです。設問内容を決して読み違えることなく、その設問の表現通りに受け止めます。

当たり前のことだと思われるかもしれませんが、とても重要なことです。

 

JALCAで過去に出題された『あなたが過去に成し遂げた一番の挑戦は何ですか。』を例にします。設問には、「挑戦」とあるので、「挑戦したこと」をテーマに書いていかなければなりません。

この「挑戦したこと」を例えば、「力を入れたこと」と読み違えてしまうと、採用側の「設問の意図」と微妙にずれてしまいます。

 

採用側が設問を「挑戦」としたのは、「困難なことに挑んだこと(=挑戦)」を知りたいからであって、「努力したこと」、「頑張ったこと」といった「力を入れたこと」とすると、ニュアンスが微妙にズレます。細かいことですが、ESを作成する上で大切なことです。

 

読み違えなんてあり得ないと思われる方でも、こうした「挑戦したこと」を問う設問に、事前に作成した「ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)」を転用して、表現だけ「挑戦したこと」に書き換えてしまう人は割といます。

 

もちろん、「ガクチカ」で書いたテーマを転用して「挑戦したこと」で作成しなおすこと自体は、何の問題もありません。ただその場合、表現だけ「挑戦した」に書き替えるのではなく、内容自体「挑戦したこと」に合わせて修正しないと設問の表現を読み違えているのと同じことになります。

 

なお、ANACAで過去に出題された『あなたの心を動かされた出来事を教えてください。』といった抽象的な表現の設問の場合は、『心を動かされた』の意味から、『印象深い』とか『感動した』といった、わかりやすい表現に置き換えることは問題ありませんが、その場合も表現の意味を読み違えないように気をつけます。

 

②設問の指定された通りに作成する

「設問の表現を読み違えない」ことと同じく大切なことに「設問の指定された通りに文章を作成する」があります。

 

JALスカイで過去に出題された設問は次のようなものでした。

『これまでに最も力を入れて取り組んだことと、どのように取り組んだかを教えてください。また、その経験から何を得ましたか。』

 

設問にある以下の3つを必ず回答に盛り込まなくてはなりません。1つでも欠けると、設問の指定通りに作成されていないため減点となります。

①学生時代に最も力を入れて取り組んだこと。

②どのように取り組んだか。

③その取り組んだ経験から何を得たか。

 

また、設問に「指定された順に記入してください。」とある場合は、必ず、指定された順番に記入しなければなりません。

 

JALCAの設問で過去に次のようなものがありました。

『あなたがこれまでに特に力を注いで取り組んできたことを挙げ、なぜ力を注いだのか(理由)、何を目指し、どのように挑戦したのか(目標・行動)、何を実現したのか、そこから何を学んだのか(結果)の順で記入してください。』

 

この設問の場合、文章構成は、以下の順番で作成していく必要があります。

①特に力を注いで取り組んできたことは何か。

②その理由。

③どのような目標を置いたか。

④どのように行動したか。

⑤その結果、何を実現したか。

⑥その経験から、何を学ぶことができたか。

 

採用側がこうした順番指定をする理由は、大量のESを読む上で、指定した順番通りに書かれていた方が読む時間が短縮でき、また評価もしやすいからです。

ESを作成する際、こうした読み手側(採用側)の視点をもつことが大切です。

 

次回は、「2.採用側の設問の意図を捉える」です。

 

◇      ◇      ◇

 

エアラインに関するお問い合せやご質問に対して、メールで回答いたします。

 

また、弊会の「エアライン講座」や「エアラインテキスト」に関するお問い合せやご質問に対して、メールでの回答や「無料相談」(Zoomによるオンライン面談)を承っております。

 

「メールによる回答」をご希望の方

ホームページの「お問合せ&お申込みフォーム」の「お問合せ&ご質問」の「あり」にマークすると、質問を入力する画面が表示されます。お気軽にお問合せください。

 

「無料相談」をご希望の方

ホームページの「お問合せ&お申込みフォーム」からお申込みください。お申込み後にオンライン面談のご都合のよい日時をおたずねするメールをお送りします。

 

ホームページの「お問合せ&お申込みフォーム」はこちらから。

https://shinjuku-airlinesupport.com/contact

 

© 2020 新宿エアライン就活研究会

PAGE TOP