【エアライン面接】内面適性対策(4)
公開日:2022年3月5日
採用面接官に問われる2つの質問パターンと準備方法。
エアライン面接選考における内面適性対策として、今回は、採用面接官から問われる2つの質問パターンとそのための回答方法を取り上げます。
採用面接官からの最初の質問(メインとなる質問。例:学生時代に力を注いだことは何ですか?)に回答した後、追っかけ、その回答に関連した質問がくる場合の質問パターンは、主に2通りです。
質問パターン1 回答の詳細をきく、話題を横に拡げる質問
質問パターン2 思いや考えをきく、内面を掘り下げる質問
例えば、以下のような、採用面接官との質問のやりとりがあったとします。
面接官①
「学生時代に力を注いだことを教えてください。」
就活生①
「私は、飲食店でのアルバイトでお店の集客に力を注ぎました。当初そのお店では・・・。」
この就活生①の回答に続く面接官②の質問が、「質問パターン1」です。
面接官②
「飲食店でのアルバイトでお店の集客に力を注いできたのですね。そのお店は、どれくらいの期間、主にどんな仕事を担当したのですか?」
「質問パターン1」は、「もう少し詳しく教えて」系の質問で、就活生①の回答を受けて、話題を「横に拡げていく質問」です。
こうした「もう少し詳しく教えて」系の質問は、事実や状況について聞かれることが多いので、比較的回答しやすいです。
面接官②の質問を受けて、就活生が以下のように答えたとします。
就活生②
「大学1年のときから3年間、主にホール係を担当してきました。」
それでは、この就活生②の回答に続き、採用面接官は、「質問パターン2」で質問してみます。
面接官③
「大学1年から3年間、主にホール係を担当してきたのですね。それでは、そのお店で最初働き始めたとき、どう思いましたか?」
「質問パターン2」は、「どうしてそう思ったの、考えたの」といった「思いや考え」系の質問で、前の回答を受けて、就活生の「内面を掘り下げていく質問」です。
こうした「思いや考え」系の質問に対して、就活生は、ほとんど準備をしていないことが多いので、とっさに聞かれると、「え?」となってしまい、採用面接官の質問にすぐに答えないといけないと焦るあまり、素のままの自分の思いや考えが出てきやすくなります。
採用面接官との対話では、この2つの質問パターンを使って、あるときは「質問パターン1」で話題を拡げ、あるときは「質問パターン2」でその時の思いや考えを聞いて内面を掘り下げる質問を繰り返していき、就活生の「興味」を探り、「素の答え」や「本音の回答」を引き出し、採用面接官は評価をしていきます。
こうした採用面接官の質問パターンに答えられるようにするには、なぜ・どうしてそうした行動をとるとの考えに至ったのか、自問自答による「自己分析」と「企業研究」を入念に行い、回答内容を整理しておきます。
そして、何度も模擬面接を行うことで、積極性・前向きな「自分の考えを自分の言葉で」答えられるよう表現力を高めると共に、こうした採用面接官の質問パターンに慣れることで、回答内容の柔軟性を養うようにします。
弊会の「エアライン実践コース」の面接選考対策では、ESなどの提出書類の各設問から、こうした2つの質問パターンに沿って想定される質問を挙げ、質問パターンを事前にイメージすると共に、模擬面接を入念に行い、質問単位で細かくフィードバックをしていくことで2つの質問パターンに慣れ、自信をもって本番に臨めるようにしていきます。
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