【エアライン面接】内面適性対策(3)
公開日:2022年2月19日
論理的思考力(分かりやすく伝える4つの文章構成)
エアライン面接選考における内面適性対策として、今回は、採用面接官に分かりやすく質問の回答を伝えていくための方法を取り上げます。
前回お話しした「15の質問の意図」と今回お話しする「4つの文章構成」を理解し、「15の質問の意図」ごとに回答するテーマを事前に練り、模擬面接などを通じて、瞬時に、判断・想起・決定できるように慣れていくと、どのような質問にでも、正確に回答ができるようになります。
それでは本論に入ります。
面接選考では、質問に対する回答において、採用面接官がイメージしやすいよう分かりやすく伝えることができるかがみられます。
採用面接官に分かりやすく伝えていくには、「理解しやすい文章構成」で回答するようにします。
文章構成は、エアラインESの作成の項でも触れましたが、面接選考においても、以下の4パターンがあります。
文章構成1 結論 → その「理由」
文章構成2 結論 → その「詳細」
文章構成3 結論 → それを立証する「エピソード」
文章構成4 結論 → その「理由」 → 結論の「詳細」
文章構成の4つのパターンは、いずれも冒頭は「結論」からであり、続いてその「理由」や「詳細」、または「エピソード」のいずれかで答えていきます。
回答が「結論」だけで終わってしまうと一問一答形式となり、エアラインや一般企業の面接選考ではふさわしくありません。
それでは、それぞれの文章構成がイメージしやすいよう一例をあげます。
文章構成1の「結論」のあとにその「理由」が続くパターンは、「あなたを動物にたとえたら何ですか?」という質問の場合です。
この質問の意図は、「人間性(性格・タイプ)」です。
文章構成1
①結論
私を動物にたとえると、秋田犬だと思います。
②理由
その理由は、周囲の人から、私はよく「誠実な人」と言われることが多く、「誠実な動物」を連想したとき、忠犬ハチ公が浮かび、そこから秋田犬だと思いました。
4つの文章構成のうち「結論」のあとに「理由」を答える回答は比較的多いです。
また、複合形で、「理由」を話したあとに、その「結論」の「詳細」を話す構成(文章構成4)もあります。
上記の例でいうと、②のあとに、以下の③のように、どの程度「誠実な人」であるか、その「詳細」を例示していきます。
③詳細
例えば、先月、友人3人と街中を歩いていたとき、横断歩道を渡れずに困っているお年寄りを見かけ・・・
次に、文章構成2の「結論」のあとにその「詳細」が続くパターンは、「あなたの趣味は何ですか?」という質問の場合です。
この質問の意図は、「人間性(興味)」です。
文章構成2
①結論
私の趣味は、ウォーキングです。
②詳細
週に4回、早朝1時間半ほどウォーキングをします。その日の天候や気分に応じて、4つあるルートのうち1つを選びます。早朝、新鮮な空気の中、汗をかくと、気持ちがリフレッシュされます。
文章構成3は、自己PRやガクチカ、または、サービスマインドを問う質問など、「結論」を立証する「エピソード」を盛り込む回答の場合です。
質問の意図は、自己PRやガクチカは、「人間力(強み・能力、学び)」、サービスマインドを問う質問は、「サービスマインド」をみる質問です。
文章構成3
①結論
私の強みは、粘り強さです。
②エピソード
この強みは、お店の集客に貢献した飲食店のアルバイトで養いました。そのお店は・・・
◇ ◇ ◇
エアライン面接選考では、採用面接官からの質問に対して、瞬時に以下を行い回答していきます。
①その質問は「15の質問の意図」のどれか判断する。
②上記①で判断した「質問の意図」の回答テーマを想起する。
③4つの文章構成のいずれで回答していくか決定する。
模擬面接等を通じて、こうした手順で答えていく練習を何度も続けていくと、楽に、また、正確に回答できるようになっていきます。
こうしたアウトプットの練習をしないと、なかなか面接力は向上していきません。
弊会の面接選考対策では、こうしたメソッドを用いて、なすべきことを正確に理解した上で模擬面接を行い、質問単位で細かくフィードバックをしていくことで面接選考に慣れ、自信をもって本番に臨めるだけの練習をしていきます。
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