【エアライン面接】内面適性対策(2)
公開日:2022年2月11日
応答内容の正確性(15の質問の意図)
エアライン面接選考における内面適性対策として、今回は、面接選考での採用面接官からの質問に対して、ずれることなく正しい内容で回答していくための方法を取り上げます。
面接選考での質問やESの設問には、採用側の「質問の意図」や「設問の意図」があります。
「質問の意図」とは、その質問を出題する採用側の意図(理由)であり、採用面接での質問に対する回答から、「採用面接官が知りたいその回答者に関すること」をいいます。
エアラインの集団面接の場合、面接選考時間は、入退室を含めて30分と限られた時間の中で、採用面接官は、面接評価項目ごとに点数を付けなくてはなりません。
「質問の意図」は、面接評価項目とも関連しています。
そこで、採用側の「質問の意図」を押さえて回答していくようにすれば、質問に対する回答内容にずれがなくなり、面接評価での失点を防ぐことにもつながります。
面接選考での質問は、採用面接官が自由に決めれます。
そのため、質問単位でどう答えていくか事前に準備をしようにも、質問は千差万別であるため、そのすべてを準備することは困難です。
そこで、質問単位ではなく、質問の意図単位で、回答内容を準備していきます。
例えば、採用側の「質問の意図」が、「人間性(性格・タイプ)」だったとすると、採用側による「人間性(性格・タイプ)」をみる質問には、以下のようなものがあります。
①「あなたは、どんな性格の人ですか?」
②「あなたは、周囲の友人からどんな人だと言われますか?」
③「あなたを動物にたとえると何ですか?」
④「あなたを漢字一文字でたとえると何ですか?」
①や②は、「人間性(性格・タイプ)」をみるための比較的オーソドックス(一般的)な質問ですが、エアラインの面接選考の場合は、③や④のように、変化球系の質問がよくあります。
採用面接官は自由に質問が決められるため、こうした質問一つひとつ回答を準備するのは大変です。そこで、質問ごとに回答を準備するのではなく、「質問の意図」単位で、何をテーマに回答していくかを準備していきます。
上の例のように、この質問の意図は、自分の「人間性(性格・タイプ)」だと分かれば、この「質問の意図」に対する回答内容のテーマを事前に考えておきます。
例えば、よく周囲から、自分は「誠実な人」と言われるのであれば、「私は、誠実な人間です。」とか「周囲からよく誠実な人間と言われます。」と答えます。
そして、「誠実」をテーマにして、「誠実な動物」は何かを連想して、「誠実な動物=忠犬ハチ公」から、忠犬ハチ公は秋田犬だから「秋田犬」にしようという具合に事前に決めてしまいます。
同じように「誠実」をテーマに、漢字一文字なら「誠」(まこと)にしようと決めておきます。
このように、「人間性(性格・タイプ)」の「質問の意図」には、「誠実」をテーマに答えていくと事前に決めておくことで、「色にたとえたら」や「花にたとえたら」といった変化球系の質問の場合は、「誠実さを表す色」や「誠実さを意味する花」などと事前に整理をしておきます。
このように、採用面接官から質問を受けたら、まず「質問の意図」は何かを捉え、そして「質問の意図」がわかったら、「質問の意図」ごとに準備しているテーマで答えていくようにするわけです。
エアライン面接での「質問の意図」を弊会では、以下の15に分類しました。
自分に関する「質問の意図」
①人間力(強み・能力)(学び)
②人間性(性格・タイプ)(興味)
③価値観
④自己理解
⑤サービスマインド(サービス・接客)(感謝・感動)(かかわり)
⑥コミュニケーション(接し方)(伝え方)
⑦チームワーク
⑧語学力
⑨体力(体力)(健康管理)
⑩ストレス耐性
⑪発想力(機転)
仕事に関する「質問の意図」
⑫就活における自己理解(仕事理解)(職種理解)
⑬入社意欲(志望度)(逆質問)(最後に一言)
⑭就業意欲(就業意欲)(継続就業意欲)
⑮社会人としての意識づけ
15の質問の意図の前半の11は、自分に関する質問であり、企業ごとに答える内容を大幅に見直す必要はありませんが、仕事に関する質問は、志望動機をはじめ、企業や職種ごとに準備をする必要があるものも含まれます。
エアラインの面接選考での質問は、この15の質問の意図のほかに、航空業界に関する質問やANAやJALなどの企業研究系の質問も問われ、最終的には、15+2=17種類に分類できます。
弊会が行う面接選考対策では、この15の「質問の意図」の一つひとつを詳しく解説をして、採用面接官からの質問で、瞬時に15の「質問の意図」のどれに当たるかを判断し、それぞれの「質問の意図」ごとに回答のテーマを事前に準備して、回答できるようにする練習を一緒にしていきます。
また、弊会の「意図別質問集」では、CA・GS編とエアライン総合職編の2種類を用意しています。
過去に出題された数多くの質問と今後想定される質問を15の質問の意図別に編集し、航空業界と航空会社(ANA、JAL)に関する質問も加えています。
CA・GS編は315、エアライン総合職編は225の質問があり、エアライン面接選考の事前準備がしやすいように整理しています。
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