エアラインの内定獲得に向け準備しておくこと(2)
公開日:2022年1月14日
「自分の核となる考え方を知る」ことで面接選考での回答が出やすくなります。
今回は客室乗務職やグランドスタッフの内定を獲得するために早めに準備しておいてほしいことの2つめを紹介します。
自分の核となる考え方を知る
前回「自らの感性を磨く」ことを紹介しましたが、同じく準備をしておきたいことに「自分の核となる考え方を知る」があります。
面接選考では「この質問にはこう答えていこう」とある程度、回答の準備をする必要がありますが、暗記したものをそのまま答えるのはよろしくありません。
面接選考でよい評価を得るためには、その時に感じた「自分の素直な気持ちや考え」を「自分の言葉」で話すようにしていきますが、そうした場合、事前に、「自分の核となる考え方」を知っておくと答えやすくなります。
そこで、日頃から前回テーマとした「感性を磨いていく」ことに努め、自分の人間力を高めていくことと併せて、自己分析をして「自分の強み・興味・価値観」を把握し「自分の核となる考え方」は何かを事前に把握しておきます。
「自分の核となる考え方を知る」ための自己分析
「自分の核となる考え方」を把握するには、まず、これまでの自分の過去を振り返る「自己分析」をしていきます。
マトリックスのシート(表)を用いて行うと整理がしやすいです。
表のイメージについては、添付の「自己分析シート」を参照してください。
まず、横軸に、「小学校」「中学校」「高校」「大学」(社会人の方は「社会人」も加える)と置き、縦軸には「①目標をもって取り組んだ活動」「②心に残る出来事」「③人間関係」「④本・映画・TV・好きな言葉」と置いて表にします。
横軸のそれぞれの時代の1~4の項目を、以下を参考に箇条書きで埋めていきます。
埋まらない項目は空欄のままで構いません。
1.「目標をもって取り組んだ活動」
①取り組んだ活動、②目標、③目標達成のために工夫・努力・頑張ったこと、④この活動で養った強み。
2.「心に残る出来事」
①その内容、②心に残った理由。
3.「人間関係」
①仲の良かった人とその理由、②苦手な人とその理由、③尊敬する人とその理由。
4.「本・映画・TV・好きな言葉」
①感銘を受けた本・映画、よく見たTV、好きな言葉。
「自己分析シート」を用いた自問自答による「自分の核となる考え方」の整理
項目があらかた埋まったら、その記載した内容を読み返して、以下のように「なぜ? どうして?」と自問自答していきます。
1.「目標をもって取り組んだ活動」
「なぜ、それに取り組んだのか」「なぜ、それを目標としたのか」「どんな工夫をしたか」「どのように、努力・頑張ったか」「その結果得た強みはどの程度か」。
2.「心に残る出来事」
「どうして、心に残ったのか」「自分にどんな影響を与えたか」。
3.「人間関係」
「どうして、仲が良かったか」「どうして、苦手だったか」「尊敬した点は何か」「尊敬した人からどんな影響を受けたか」。
4.「本・映画・TV・好きな言葉」
「どうして、その本・映画に感銘を受けたか」「なぜ、そのTVをよく見たか」。「なぜ、その言葉が好きになったか」「その本・映画・TV・言葉から、どんな影響を受けたか」。
自問自答して出てきたものを整理していくと「自分の好みや興味、苦手なもの」、「自分のこだわり、大切にしていること」が分かってきます。そして、その関連性を探ることにより「自分の核となる考え方」が見え始め、自己理解が深まります。
「自分の核となる考え方を知る」ことによる効用
効用としては、まず、面接選考での自分の価値観などが問われた際に「自分の核となる考え方」から答えを派生させることができ、回答しやすくなります。
企業に提出したESの各設問を面接選考で詳しく聞かれてもいいようにその回答内容を自問自答(なぜ? どうして?)して整理する際にしやすくなり、面接選考で回答内容を広く深く聞かれても答えられるようになっていきます。
こうした「自分の核となる考え方」を把握する「自己分析」や「自分の核となる考え方」から派生する面接での質問の答え方などは、弊会の「就活総合コース(4年・3年生向け)」「就活準備コース(2年・1年生向け)」の無料コースによるオンライン個別レッスンで受講することができます。
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