【エアライン面接】この質問にどう回答しますか?
公開日:2022年7月26日
回答していくための頭の働かせ方
コロナ禍での2023年新卒採用のエアライン面接選考で実際に問われた質問から、回答していくための頭の働かせ方について紹介します。
弊会によるエアライン面接選考での質問に回答していくまでの頭の働かせ方は、以下の3つの流れです。
①質問内容から、採用側視点に立った「質問の意図」を捉える。
②「質問の意図」別の「引出し」の中から、回答に適した「引出し」を選ぶ。
③「質問の意図」から、文章構成パターンを確定する。
ポイントとなるのは、①の採用側視点に立った「質問の意図」を正確に捉えていくことです。
「質問の意図」とは、面接選考での質問に対する受験者の回答内容から、採用側が、その受験者に関する何をみたいか、そこから採用したい人財であるか評価や判断をしていきます。
質問1 「今まで人からのアドバイスや指摘で印象に残っている人は。」
回答内容を考える上で、まず、採用側の「質問の意図」を捉えます。
みなさんは、この質問の「質問の意図」は何だと思いますか?
「人からのアドバイスや指摘で印象に残っている」ことから、どのようなことが印象に残ったのか、「価値観」をみたい質問でしょうか。
それとも、「アドバイスや指摘で印象に残っている人」から、その印象に残るほどの人物に対する自分の興味といった「人間性(興味)」をみたい質問でしょうか。
このように、採用側の「質問の意図」の捉え方により回答内容も大きく変わってしまい、ずれた回答内容では、採用側から評価を得るのは難しくなります。
そこで大切なことは、「質問の意図」を捉える上で、採用側視点に立つことです。
エアライン面接選考での質問からすると、「人からのアドバイスや指摘で印象に残っている」から、そのアドバイスや指摘から新たに得た気づきや学びが、どのように自己成長につながったか、「人間力(得た学び)」をみたい質問と捉えます。
そこで、頭の中の「人間力」の「大引出し」の中にある、「模擬面接+詳細なフィードバック」を通じて準備してきた「人からの影響を受けて学んだこと」が入った「小引出し」で回答していくことにします。
そして、「人間力」の文章構成は、「結論」⇒「エピソード」⇒「しめ(そこでの学びがエアラインでどう活かせるか)」との構成で回答していくようにします。
質問2 「JAPANクオリティとは、何だと思いますか。」
こうした言葉の意味をたずねる質問は回答に窮することが多いです。
その理由は、質問が抽象的で、採用側の「質問の意図」が捉えづらいからです。
面接選考で、こうした抽象的な質問が唐突に聞かれることは少ないですが、対処方法は押さえておく必要があります。
そこで大切なことは、採用面接官からの質問を、ひとつひとつの「点」で捉えるのではなく、それまでのすべての質問を流れである「線」で捉えていくことです。
つまり、こうした抽象的な質問内容の場合は、それまでの質問内容全体と結び付けて「質問の意図」を捉えていくようにします。
実際、集団面接でしたが、「JAPANクオリティとは、何だと思いますか。」という質問の前に、志望動機が聞かれており、志望動機の回答内で複数の受験者が、「JAPANクオリティ」という表現を使用していました。
採用面接官は、受験者の回答内容の中から気になったキーワードがあると、それを拾って、そのキーワードの意味を問う質問をしてくる場合があります。
質問3 「コロナ禍で、ご自身にどのような変化がありましたか。」
コロナ禍が続く面接選考でもあり、コロナ関連の質問も複数ありました。
特に、コロナ感染拡大の影響で、エアライン就活ができなかった2021年、2022年3月卒業の既卒者の受験者に対しては、コロナ禍のこれまで2年間の過ごし方や心境についてたずねる質問がありました。
コロナ禍における航空業界の現状や、アフターコロナ後の航空業界の展望についてたずねる質問もあり、コロナ禍に関する頭の中の「引出し」を複数準備しておく必要があります。
こうした、頭の中の「引出し」を増やしていくには、「模擬面接+詳細なフィードバック」の回数を重ね、そして、上述した頭の働かせ方が迅速にできるようにレッスンしていく必要があります。
こうしたレッスンを数多くこなしていくことにより、本人も驚くほどの面接力が養われ、本番では、誰よりも自信をもって臨むことができるようになります。
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