【エアライン面接】文章の暗記方法
公開日:2022年4月2日
「ぶつ切り型暗記法」のご紹介
エアライン面接選考での内面適性対策の最後は、文章の覚え方をテーマにします。
みなさんは、文章をどのような方法で覚えますか?
暗記する文章の冒頭から、一言一句、順番に覚える方が多いようですが、こうした一言一句暗記する方法では、緊張しやすい本番で暗記した文章が少しでも飛んでしまうと窮してしまいます。
そこで弊会では、文章構成単位の「ぶつ切り型」での暗記法をお勧めしています。
具体的には、暗記する文章を「朗読」しながら行います。
ぶつ切り型暗記法
以下のガクチカの文章を例にあげて、暗記方法を説明します。
ガクチカ(例)
私が学生時代に力を注いだことは、飲食店でのアルバイトでお店の集客を図ったことです。当初、お店はリピーターのお客様がなかなか獲得できないといった課題がありました。そこで、私たちアルバイトの接客を通じて、リピーターのお客様を獲得することを目標としました。お店を訪れるお客様に心からのおもてなしをするとの思いをアルバイト全員で共有していきたいとの考えから、仕事の開始前に、アルバイト全員がお互い顔を見合わせて、笑顔で挨拶の練習を行い、気持ちを合わせることに努めました。また、お客様に特別感を味わっていただきたいとの考えから、ホール係を担当したときは、お客様のテーブルやお客様の表情をしっかりと観察をして、次に何を注文されるかお客様のご要望を予測した上で、積極的な接客に励みました。その結果、私たちアルバイトがかかわったお客様から居心地の良いお店だね、また来るよとの言葉をいただき、半月後には目標通り、リピーターのお客様を獲得するとの成果をあげることができました。この経験を通じて私は、接客をする上で、お客様視点を貫き、お客様の一歩先を見越した対応をとることの大切さを学びました。
500字近い上記のような文章をどのように暗記していくか、「ぶつ切り型暗記法」の暗記の手順について、以下①~⑥に示します。
①覚える文章を文章構成ごとに、「表題」をつけて、キーワードと文頭の表現や接続詞を< >でくくります。以下のような感じです。
ガクチカ(例)
「結論」
<私が学生時代に力を注いだこと>は、飲食店でのアルバイトで、<お店の集客>を図ったことです。
「課題」
<当初>お店は、<リピーターのお客様がなかなか獲得できない>といった課題がありました。
「目標」
<そこで>私たちアルバイトの接客を通じて、<リピーターのお客様を獲得>することを目標としました。
「工夫・頑張ったこと(その1)」
<お店を訪れるお客様に><心からのおもてなしをする>との思いを<アルバイト全員で共有>していきたいとの考えから、仕事の開始前に、アルバイト全員がお互い顔を見合わせて、<笑顔で挨拶の練習>を行い、気持ちを合わせることに努めました。
「工夫・頑張ったこと(その2)」
<また><お客様に特別感を味わっていただきたい>との考えから、ホール係を担当したときは、<お客様のテーブルやお客様の表情をしっかりと観察>して、次に何を注文されるかお客様の<ご要望を予測>した上で<積極的な接客>に励みました。
「結果」
<その結果>私たちアルバイトがかかわったお客様から<居心地の良いお店だね>また来るよとの言葉をいただき、半月後には、<目標通り>、リピーターのお客様を獲得するとの成果をあげることができました。
「得た学び」
<この経験を通じて私は>接客をする上で、<お客様視点を貫き>、<お客様の一歩先を見越した対応>をとることの大切さを学びました。
②次に、このガクチカの文章を10回朗読します。
少しゆっくり目に気持ちを込めることを心がけて、朗読します。
まず、最初の5回は、朗読しながら、「表題」を付けた文章構成の表題の順番を覚えます。
「結論」から「得た学び」までの7つの文章構成の順番を覚えながら、その箇所を読むときには、「今は「目標」の箇所を朗読しているな」と意識をしながら、5回朗読します。
③5回の朗読が終わったら、次の5回の朗読では、文章構成ごとに< >を付けたキーワード、文頭の表現や接続詞を覚えながら朗読をしていきます。
④10回の朗読が終わったら、ガクチカを書いた紙を伏せて、10回の朗読で頭に入れた文章構成とキーワード、文頭の表現や接続詞を思い起こしながら、暗唱していきます。
詰まっても構わないし、実際の文章内容の助詞とかが間違っていてもまったく気にせず、ガクチカを書いた紙を見ないで、どうにか頑張って、最後まで声に出して言ってみます。
⑤④の終了後、ガクチカを書いた紙から内容を見返して、3回程朗読をします。
その際、詰まってしまったり、うまく言えなかったりした箇所を確認しながら、朗読をしていきます。
そして、また、紙を伏せて、ガクチカを暗唱します。これを繰り返してください。
⑥ある程度覚えたら、あとは時間のあるときに、何度も何度も、口で言い慣らしていきます。
そのときにも、少しゆっくり目で、気持ちを込めて話すことを意識します。
こうした文章構成ごとの「ぶつ切り型」で、文頭の表現や接続詞、キーワードなどの表現を順番につないでいく方法で文章を暗記しておけば、本番で話しが詰まってしまったとしても、話の途中から頭出しができるようになります。
一言一句覚えている人は、途中で話を頭出しすることが難しく、「最初から話させてください。」となってしまう場合が多いです。
慣れてくると、短時間で、どんどん覚えられるようになります。
朗読をしながらの「ぶつ切り型」暗記法を試してみてください。
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