【エアライン面接】内面適性対策(7)

公開日:2022年3月26日

エアライン面接で活かせる内面適性向上のための3つの方法(2)

 

前回に引き続き、エアライン面接選考に自信をもって臨めるようになる内面適性を向上させるための方法をご紹介します。

 

内面適性向上策

 

その1 ESに記入した内容を広く深く整理をする。

 

その2 面接選考での採用側の「質問の意図」からテーマを整理する。

 

その3 自らの感性を磨く。

 

 

その1については、前回の「内面適性対策(6)」をご覧ください。

 

 

面接選考での採用側の「質問の意図」からテーマを整理する

 

弊会が分類した15の採用側の「質問の意図」には、事前に話すテーマを準備できるものがあります。

 

そこで、自己分析等を通じてこれまでの自分を振り返ることで、15の「質問の意図」ごとに、どのようなテーマや内容で答えていくかを事前に整理します。

 

弊会の「意図別質問集」は、過去に面接選考で出題されたCA・GS編で265、エアライン総合職編では180の質問を15の質問の意図別に編集して、質問の傾向を学べることと併せて、質問の意図別に何をテーマに回答していくか整理しやすくしています。

 

もちろん、すべての質問ごとに、話すテーマを変えていくことはできません。

 

面接選考は限られた時間内で行われるため、「質問の意図」が同じ質問を、1回の面接選考で3つ以上聞いてくることはまずありません。

 

エピソードを交える必要のない質問で似通った質問内容のものは、同じテーマや内容で準備して構いません。

 

そして、人間力(強み・学び)、サービスマインド、人間性(性格・タイプ)が「質問の意図」となる場合は、それを立証するエピソードを用意します。

 

それぞれ、以下の本数のエピソードを準備しておくと安心です。

 

強み・能力(自己PR)2本(個人に関するもの1、チームに関するもの1)

 

学び(ガクチカ)   1本(新たな学びを得たもの)

 

サービスマインド   2本(接客に関するもの1、感謝・感動に関するもの1)

 

性格         1本(自分の性格を表すもの)

 

 

自らの感性を磨く

 

エアラインの採用面接官の経験から、面接選考での回答は、その企業向けの飾った言葉やその企業に合わせた本来の自分の考え方とは違う「女優」を演じると、違和感が残るので、採用面接官には見抜かれてしまいます。

 

面接選考は、パーフェクトを目指さないと内定が取れないものではありません。

 

素直な自分らしさを示すことを意識するあまり、面接選考で自分の未熟な部分がでてしまったとしても、そうした一面も含め自分の個性であり、あなたらしさです。

 

過去の経験からも、面接選考では、自分に自信をもち、素直な自分らしい良い面をしっかりみせていく方が、好結果につながりやすいです。

 

素直な自分らしい良い面をさらに伸ばしていくには、また、自分の未熟な面を減らしていくには、自分で考えながら自分の心を育てていくことが必要であり、日ごろから「自らの感性を磨く」ことをお勧めします。

 

客室乗務職やグランドスタッフに求められる人間性や人柄には、「素直な心」、「誠実さ」、「感謝の心をもつ」、「謙虚な学びの姿勢」、「ポジティブシンキング」、「利他の心」などが挙げられますが、そうした人になっていく「自らの感性を磨く」方法を3つ紹介します。

 

一つ目は、簡単な日記をつけるなど、日々、自分自身を振り返り、うまくいったことは、どうしてうまくいったのか、うまくいかなかったり、うまくできなかったりしたことは、どうすれば、今日よりも少しはうまくいったかを振返り、反省をすることにより新たな気づきを得るようにします。

 

そして、次回、同じようなケースにあったら、その新たな気づきで得たことを実践していきます。

 

そうした振返りと新たな気づきを実践していくことにより、昨日よりも一段、自己成長の階段を昇ったことになります。

 

二つ目は、日頃からさまざまなサービスを体験して好サービスに出会ったとき、また、常に自分のアンテナの感度を高く保ち日常の中にある好事例に遭遇したときには、そうした「相手を思いやる心」を感じて、その「思いやりの心」の良さを認め、自分も同じことを実践するようにします。

 

そうした試みが、面接選考で話す自分のエピソードにもなります。

 

三つ目は、周囲の自分の身近な人の優れた点をひとつは見つけて、その良さを「謙虚な学びの姿勢」で自分に吸収すべく真似をしてみます。

 

周囲の人の優れていると思う点を真似して自分も実践できるようにしていくのです。

 

このほかにも、視野を広くもって、色々なことに好奇心をもち、さまざまな経験をすることによって、豊かな感性を養う機会を得ることができます。

 

こうした、日々、「心」の感度を高め、自分の「内面」を磨くことで人間力が高まり、面接選考で自分らしさをしっかりとみせていけるだけの自信につながります。

 

今からでも遅くはありません。1回行っただけでも、これまでよりも一歩、自己成長を遂げたことになるのです。

 

◇   ◇   ◇

 

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