ANAが求める人財

公開日:2021年12月12日

ANAが求める人財の人間性や人間力とは。

 

今回は、ANAです。

ANAは、「動物園のような採用をしよう」というところに特徴があります。いろいろな動物が集まっている動物園がお客様にとって魅力的なように、いろいろな人財が集まった魅力的な航空会社になることを理想としています。

ANAがどのような人間性や人間力を有する人財を求めているか、その一例を紹介します。

 

ANAが求める人財(一例)

 

①主体性がある人。柔軟な発想をもち挑戦し続ける人。

 

②個性豊かな人。

 

③成長意欲のある人。伸びしろのある人。

 

④一つのことをやり遂げてきた人。また、やり遂げようと努力できる人。

 

⑤物事を深く掘り下げて考える力をもち、経験や人から学びを積み重ねていく人。

 

⑥高い人間力のある人。

「人間力」とは、包容力、優しさ、謙虚さ、誠実さ、素直さ、地道にコツコツ積み上げることができる、社会の一員である自覚がある、などさまざまな要素を含みます。

 

⑦自分の役割を理解し責任をもって全力で取り組める人。

 

⑧お客様が何を求めているかをいち早く察知し、柔軟かつ迅速に行動に移せる人。

 

⑨お客様の声に徹底的にこだわり、お客様に安心と信頼を与えることができる人。

 

⑩人が好きであること。お客様に興味をもち、何か私にできることはないかお客様を思いやり、一期一会の出会いからたくさんの喜びと感動を共有できる人。

 

⑪TEAM ANAの一員として、仲間を大切にする気持ちやホスピタリティ精神をもった人。仲間の思いをつなぎ、お互いを思いやり協力し合える人。

 

⑫グローバル人財。

ANAグループが求める「グローバル人財」とは、以下をいいます。

○日本の中にいて日本の常識だけで物事を考えるのではなく、世界で通用する常識を持ち、世界の動きを感じ取って物事を判断し行動できる人。

○高い専門性をもって業務を遂行し変革をリードできる人。

○単に語学ができるだけでなく、多様な価値観のなかでもしっかりしたコミュニケーション能力があり、海外の人とも多くのネットワークを築ける人。

○異文化に対する理解力が高く、多様な価値観を素直に受け入れ尊重できる人。

 

客室乗務職は、さらに、

⑬空の安全を守っていく、お客様の気持ちに寄り添い、お客様が機内で快適にお過ごしいただける空間づくりやおもてなしをしたいという想いと責任感をもつ人。

 

グランドスタッフは、

⑭お客様の多様なご要望を捉え、お客様にとって何がベストかを考え、その実現のために柔軟な発想ができる人。

 

JALが求める人財とANAが求める人財を紹介してきました。

同じ日本の大手航空会社であるにもかかわらず、求める人財で違いがあるのは、会社設立から今に至るまでの両社のたどってきた歴史や変遷に違いがあるからです。

 

採用選考では、企業の求める人財の人間性や人間力を念頭に入れた上で、その企業にアピールできる自分の人間性(性格・タイプ・価値観など)や人間力(強み・能力など)をガクチカや自己PR、サービスマインドを問うESの設問でしっかりと示していきましょう。

 

次回は、志望動機の作成方法をテーマにします。

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