エアライン面接対策は何をすればいい?
公開日:2023年12月23日
2024年版「エアライン面接対策」が完成しました!
CA・GS(グランドスタッフ)の面接対策は何をすればいいか?
エアライン選考向けに身だしなみを整え、明るい表情で元気よく、正しい言葉遣いで印象面を良くすることや、提出したES(エントリーシート)を見直し、エアライン面接でよく出題される質問の回答を準備することで充分でしょうか?
結論からいうと、こうした準備は必須事項であって、CA・GSの内定獲得レベルに至るだけの面接対策とまではいえません。
それではさらに何が必要でしょうか?
エアライン面接の攻略には、まず、採用側の視点に立つ必要があります。面接選考を通して、採用側が受験生の何を見て、どう評価するかを理解した上で、面接対策をしていきます。
エアライン面接選考での評価項目には、外面適性(印象面)と内面適性(回答面)とがあり、初対面の複数の面接官と短時間でより良い関係が築けそうな人財か、印象面や回答面からみています。
CA・GSの面接選考での質問は多岐にわたります。質問1つ1つの回答を準備するには物理的な限界もあり、準備できた回答とそうでない回答とで差が生じると評価が下がります。
そこで、採用側視点に立ち「採用側の質問の意図」ごとに回答を準備していきます。
CA・GSで内定を獲得するには、採用側視点に立ち、面接選考でなすべきことや、回答を選ぶまでの頭の働かせ方をしっかりと学び、理解(インプット)した後に、エアライン企業・職種・面接別の模擬面接+フィードバックを何度も何度も繰り返す必要があります。
そうしたCA・GSの面接対策のノウハウを詰め込んだインプット書として、2024年版「エアライン面接対策」が完成しました。
2024年版「エアライン面接対策」は、CA・GSの内定獲得に向けた指南書として面接選考での外面適性・内面適性別の具体的な対策を示したほか、エアラインGD(グループディスカッション)対策、CA・GSの志望動機の作成に役立つ多彩な情報を載せています。
「エアライン面接対策」の目次別の効果をご覧ください。
「エアライン面接対策」目次別効果
1.エアライン面接選考対策
JALCA・JALスカイの採用面接官経験者が教える面接選考で採用側が受験生の何をみて、どう評価しているか、評価方法の詳細と、CA・GSの採用側視点から面接選考に臨む上で重要な5つのことを記しました。また、エアライン集団面接の具体的な入退室の流れ、評価ポイントを記載しました。
2.外面適性対策
外面適性対策では、採用側が受験生の外観や所作などから感じ取る印象面を高めていきます。身だしなみ、第一印象、表情など外面適性でチェックしたい20項目を挙げ、その1つ1つを解説し、外面適性向上のための練習方法もとりあげました。本番で実力が発揮できるよう「緊張の和らげ方」も掲載しています。
3.内面適性対策
内面適性対策では、多岐にわたる質問に対して「採用側の質問の意図」に応じて的確な回答ができるようにしていきます。頭の中に「回答の引出し」を多数作り、「引出し」ごとにテーマと文章構成を整理しておき、質問に応じて正確な「引出し」をスムーズに選ぶための具体的な方法を示しました。「文章の覚え方」も掲載しています。
4.グランドスタッフ(GS)の理解を深めるプラスの知識
GSの業務をより深く理解できるよう羽田空港国内線を題材にANAとJALの比較による相違、CAとGSの比較による接客スタイルの違いについて事例を交えて詳しく載せました。CA・GSの志望動機の作成やANA・JALの面接での回答に大いに役立ちます。
5.エアライン・グループディスカッション(GD)対策
JALグループの客室乗務職やJALスカイの選考で行われたGDの形式、テーマ、評価ポイントをそれぞれ載せました。また、エアラインGDに臨む姿勢や具体的なGDの進め方まで記載しています。
6.客室乗務職選考対策
2024年度新卒入社のANACA・JALCA採用フロー、ANA・JALが求める人財、採用における評価ポイントを載せました。
7.グランドスタッフ(GS)選考対策
2024年度新卒入社JALスカイ、ANAエアポートサービス採用フロー、GSに求められる能力・人間性、GSの採用における評価ポイント、GSの応募に向けた準備の仕方を載せました。
8.エアラインの内定獲得に向けて
7章まで学んできたことをベースに、CA・GSの内定獲得に向けてワンランク上のレベルに達するための方法をとりあげています。初対面の面接官とのかかわり方や臨む姿勢、面接官に与える印象を高めていくためのヒントを記載しています。
次に、「エアライン面接対策」の目次別の内容についてご紹介します。
「エアライン面接対策」目次別内容
1.エアライン面接対策
1-1.エアライン面接選考における2つの評価
1-2.エアライン面接選考での評価方法
1-3.エアライン面接選考に臨む上で大切なこと
1-4.集団面接での基本的な入退室の流れ
・面接会場での入室から着席まで
・面接選考中
・面接終了から退出まで
2.外面適性対策
2-1.外面適性対策のチェック項目
2-2.身だしなみ
2-3.第一印象・表情
・笑顔のつくり方
・表情筋エクセサイズ
・歯並び
・豊かな表情
2-4.立ち姿・お辞儀
2-5.歩き方・座り方・立ち方・書類の渡し方
2-6.聴き方・話し方
・オンライン面接での視線の合わせ方
・声量
・ボイストレーニング
・話す速さ
・気持ちを込めて話す
2-7.言葉遣い・口癖
2-8.集団面接における3つの留意事項
・同じ面接会場の他の受験生と回答するテーマがかぶっても気にしない。
・長々と話し過ぎない。
・他の人が質疑応答を受けている時は、面接官に傾聴している姿勢を示す。
2-9.外面適性向上のための練習方法
・鏡を使った練習
・録画や録音による練習
・朗読による練習
2-10.緊張の和らげ方
・腹式呼吸法による緊張を和らげる方法
3.内面適性対策
3-1.内面適性対策のチェック項目
3-2.応答内容の正確性(15の質問の意図)
・自分に関する「質問の意図」
・仕事に関する「質問の意図」
3-3.論理的思考力(分かりやすく伝える4つの構成)
・文章構成パターン
3-4.表現力(面接官に問われる2つの質問パターン)
・回答の詳細をきく、話題を横に拡げる質問
・思いや考えをきく、内面を掘り下げる質問
3-5.対話力(面接官に伝わる6つの工夫)
・面接官との「会話のキャッチボール(質問のやりとり)」
・面接官に伝わる6つの工夫
3-6.内面適性の事前準備
・ESに記入した内容を広く深く整理をする
・採用側の「質問の意図」からテーマを整理する
・自らの感性を磨く具体的な3つの方法
3-7.文章の覚え方(ぶつ切り型暗記法)
・ぶつ切り型暗記法の手順
4.グランドスタッフ(GS)の理解を深めるプラスの知識
4-1.GSを表す5つのキーワード
4-2.GSの職種と主な業務内容
空港旅客部門
・出発カウンター業務
・出発ゲート業務
・出発便コントロール業務
・到着デスク業務
・到着ゲート業務
・到着手荷物業務
・LL業務(手荷物サービスセンター)
・ラウンジ業務
国際線旅客部門
・CIQ
・搭載書類
・ドキュメント・チェック
・受託外国社手続業務
オペレーション部門
・運航管理業務/運航支援業務
・ロードコントロール業務
4-3.国際線と国内線における空港手続の相違
4-4.国内線の搭乗手続の変遷
4-5.新幹線と国内線航空機利用の比較における考察
4-6.羽田空港第1、2ターミナルからみた両社の手続スタイル
・国内線の空港施設
・JAL・ANAの国内線手続スタイルの違い
・空港見学の勧め
4-7.国内線利用客とGSの接客スタイル
・国内線の旅客層の2極化
4-8.GSの接客スタイルとCAの接客スタイルの違い
・CAの接客スタイル(行動フロー)
・GSの接客スタイル(行動フロー)
・CAとGSの接客スタイルの比較
・GSの接客スタイル事例
5.エアライン・グループディスカッション(GD)対策
5-1.エアラインGDの形式
・JALCA
・JALスカイ
GD内容とテーマ
・JALCA(コロナ渦前・2022年実施・2023年実施)
・JALスカイ
GD開始前までの流れ
・JALCA
・JALスカイ
5-2.GD選考に臨む姿勢
5-3.GD選考における評価ポイント
・外面適性による評価
・内面適性による評価
5-4.GDの進め方
GD開始時
・グループ内での自分の役割の方向性を探ります。
GD進行時
GD終盤
6.客室乗務職選考対策
6-1.新卒採用募集数と採用フロー
・2024年度新卒入社の採用データ
6-2.ANAが求める人財
6-3.ANACAの採用における評価ポイント
6-4.JALが求める人財
6-5.JALCAの採用における評価ポイント
7.グランドスタッフ(GS)選考対策
7-1.新卒採用募集数と採用フロー
・2024年度新卒採用時のデータ
7-2.GSに求められる能力
7-3.GSに求められる人間性(性格・タイプ・価値観)
7-4.GSの採用における評価ポイント
7-5.GSの応募に向けた準備
・語学力の向上
・第一印象を磨く(外面適性対策)
・感性を磨き、人間力を高める(内面適性対策)
・体力の増進に努める
・企業研究・業界研究を行う
8.エアラインの内定獲得に向けて
8-1.最終面接での面接官の評価ポイント
・最終面接での面接官の評価ポイント
8-2.最終面接に臨む姿勢
・客室乗務職の最終面接に臨む4つの姿勢
・面接選考で面接官との関係性を築くには